ふりかけ団地だより

夜のふりかけ団地。明かりのついた窓から、たまに声がする。 みんなおいで。ここへ。 ひとりできてもひとりじゃない。

ゼロイチからの挑戦。ふりかけ団地前夜祭幸せのうちに終わる

一夜明けました。ふりかけ団地前夜祭。

大成功と言っていいでしょう。

まずは共同の活動を停止した中で、武士の情けでチケットを買ってくれたY氏のお蔭で、この前夜祭が本宴のただの打ち合わせとならなかったことに、感謝を伝えたい。


チケット販売数は2枚だが、一枚はチケットの買い方と提示の仕方を試すため自分で買ったので、まさに、ゼロイチからの挑戦、と言っていい。

何が大成功かというと、私が、ついこの間までの引きこもり状態から、ただ粛々とイベントを立ち上げ、絶望的な気持ちにならず、本番当日も気持ちよくこの状況を楽しめたことだ。この企画をして、これからも継続可能というような、ちょっとよくわからない自信のようなものもある。

人にも頼らず、と言いたいところだが結局前夜祭に関しては、音響さんは機材利用料無料でやってくれており、そしてお寺に関しては、お客さんがいない状況に驚いて、ものすごい割引価格にしていただいた。合掌。

内容についても、奇跡はいろいろありますが、Y氏がもともと、本業の笛を吹いているより、阿波踊りで即興の笛を吹いているときの方が生き生きしているような方でもあるので、こちらは上手で当然として、人がいないということで急遽音出しに関して自由即興をお願いした音響Hさんが、使ったこともない楽器を見たこともないような使い方で素晴らしい演奏をしたことがひとつある。

これは私から解説したいが、即興に集中した時、手は自然に動き、プロ顔負けの演奏をすることがよくある。私も昔アフリカの太鼓奏者のワークショップでなんだか右手が生き物のように勝手に動いてカスタネットを二度とできないような神業で鳴らし続けたことがある。

ひとりで千人分の即興をやれるY氏とHさんを見ながら、音を出す人がいない心配をしていた私は今度は、踊ってくれる人が欲しい。とまた新たな希望が生まれた今日だった。

そして、自分は…。もうやる気よりも義務でやる気だった即興だったが、その面白さに気持ちが復活し、ああ、これってプレッシャーない。ただ楽しい。この楽しさを一人でも多くの人に味わってほしい。と思うのだった。

映像に関しては、可能であればアップして、本宴に備えたいと思っています。









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