ふりかけ団地だより

夜のふりかけ団地。明かりのついた窓から、たまに声がする。 みんなおいで。ここへ。 ひとりできてもひとりじゃない。

誰も来ないんじゃないか

…と正直思っている。

インプロビゼーションしませんか。なんて言って、
きゃー!やった。素敵。行く行く!って人はそういないだろう。

音響さんとポツンとお寺にいる姿を想像しないで、なるべく気の合う人々に囲まれて、楽しい想いをしている姿を思い描こうと思い、自分の求めるお客さんの姿をチケット販売ページに書いた。

長くてくどいので消すかもしれないが、書いたらなんか楽しくなってきた。
まさに私のことではないか。
コンセプトとして、チラシの裏に入れようか徹夜明けに迷っている。

【私の求める人物像】

私はインプロビゼーション(即興)が好きである他に、以下のような人を求めてふりかけ団地を立ち上げました。

・即興に興味があるが、即興は本当のプロしかできない高等技術なんだよ、と先生に諭された。

・バンドを組みたいけれど友達がいない。

・チケットを売って人を集めるのに疲れた。義理でチケットを買うのにも疲れた。

・自分は実はプロよりうまい。

・競い合って持ち出しでボランティアするのに疲れた。

・習い事は楽しいけど、発表会が面倒臭い。

・舞台に立ちたいわけではないけど、ちょっとは人に見せたい。でも親兄弟には見せたくない。

・団地にこもっていたいけど、ちょっとは運動もしたい。

・人といると必ず負けるので、共同作業はできない。

・一緒に演奏したいけど、合図する目が泳いでしまう。

・街中で、たまに叫びだしたくなることがある。(ありです。)

 

以上に一つでも当てはまる方は、ふりかけ団地の住民の資格があります。すぐにチケットをお買い求めください。

 

お寺の集会所に、黄金のふりかけが降り注ぐのをいっしょに眺めましょう。

コメント

コメントを書く