"#勝ちたい人・負けたい人"カテゴリーの記事一覧
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いろいろ、やる気がなくなって近所の人に会うのも面倒になり、ずっと引きこもっていたが、姉が歯の治療に家に来ていて、久しぶりに姉の好きな近所で人気の中華屋に行った。
突然、値段が上がって量も減っているのに残念さはあったが、中国でお店を出していたこともある店主の今までの安くて最高にうまい中華の味で打ち消してしまい、やっぱり、また来たい、と思わせられてしまう。
しかし実は日本保守党員である私は、中華ばかり行ってしまう自分や、また、同じ団地に住むこの店の中国人の奥さんに、やたらにぺこぺこしてしまう自分に罪悪感と劣等感を持っている。
中国対日本、そして日本人、また負ける、的なやるせなさと自分への怒りが、ろくに人とコミュニケーションが取れなくなっている今、さらに右脳を刺激する。しかし、ここの息子は本当にいい息子なのだ。同じ団地の2階住む90近いご近所さんが、お話したくて店に通っていたくらい癒し系だ。目はまん丸でとても人懐こい顔をしている。自分が今までにもイベントチラシを置いてくれと頼むと、二つ返事で置いてくれるし、道路向かいの餃子屋で真面目に働いている。
中国人はとにかく働き者で、飲食業という人に奉仕するような仕事もいとわない。最近の日本人は働き方が進化してきているので、仕事はまず自分が幸せで楽しくできることが一番優先という価値観になってきているので、がむしゃらに働く人は少なくなってきている。
また、いざ経営が厳しい状況になったとき、日本人は今までの義理人情を捨てられず、同じ料金で営業を続け、結局立ち行かなくなり店をたたまざるを得なくなったりする。そのあたり中国人はあまり人情に流されない経営をしていく国民性があるように見える。
その二つが、日本のお店が中国経営者の店に追い落とされてしまいやすい理由にはあると思う。
根本的に日本人は負けたい人種、中国人は勝ちたい人種に見える。日本人って、自分の方が悪かった、と思えたら喜んで謝り、人に勝つと居心地が悪くなる。中国人は大陸で生き抜いてきたため、あらゆる手段を駆使してうまく勝とうとする。
そしてその間に生まれた中華屋の息子は、人情にあふれた性格でこれからもっと店を大きくしていくことだと思う。
人種の混血っていい部分も多い。私もふりかけのように混ぜ混ぜになれたら楽だろうと思う。
でも私はやはり、明日、日本保守党に一票を投じる。